AWS運用labo

awsの運用代行業者の選び方

AWSは、大手通販サイトを構築し運営しているAmazonが提供しているクラウド型のウェブサービスです。現在、クラウドコンピューティングサービスの中では、トップシェアを誇り、多くの企業などが業務効率化のために使用しています。

しかし、AWSの導入や運用は難易度が高いとも言われています。そこで、今回はAWSの導入処理や運用処理を代行してくれる業者について紹介します。

AWSとは

AWSとは、正式名をAmazon Web Servicesといい、クラウドコンピューティング型のウェブサービスです。クラウドコンピューティングとは、インターネット回線を利用して、サーバーやストレージ、ソフトウェア、データーベースなどのサービスを利用するものです。

自分のパソコンのなかに、大容量なストレージがなくても、インターネットを介してクラウドにアクセスすることで、大容量のストレージやソフトウェアなどを利用できます。データーの共有時に使用されることもあります。

クラウドコンピューティングは、lassとPaaS、SaaSの3つのタイプがありますが、AWSは、これらすべての機能を網羅しています。AWSを利用するメリットは、低コストで利用できる点と、最先端のクラウドサービスが160個以上もあること、データセンタが世界中に分散しているため、災害などでサーバーがダウンしたときに他の地域のサーバーが使用でき、セキュリティが高いことなどです。

AWSの中には、いろいろなクラウドサービスが存在しますが、代表例を挙げると、「Amazon EC2」があります。これは、AWSが提供している仮想サーバーです。複数のオペレーティングシステムに対応した仮想サーバーをスピーディーに作れます。

「Amazon S3」は、AWSが提供しているオンライン型のストレージです。高耐久性と可用性があり、大きな容量を確保できます。しかも、安価で利用できるのがメリットです。「Amazon RDS」は、データベースサービスで、セットアップと、オペレーション、スケールが容易にできるのが魅力です。

AWSの運用や導入は難易度が高い?

AWSを使いこなすためには、独自の技術やノウハウが必要です。多くの企業では、AWS運用のために専属で人をアサインしています。AWSは機能が多く優れたサービスを多数提供していますが、機能が多い分、各種設定や使い方を調べるのは大変な作業になってしまうのです。

AWSが提供しているサービスは、あくまでインフラまでなので、その先の環境構築はユーザー自身の手で行わなければなりません。運用にあたって必要な作業は、ストレージやサーバーの構築、運用、保守などがあります。

AWSを安定動作させるためには、24時間、365日の監視も必要になります。ときには、障害が発生することもあるので、その対応もユーザー自身が行わなければなりません。そこで、ユーザーの中には、AWSの環境構築と運用を業者に任せている人もいます。

AWS運用代行業社とは

AWS運用代行業者とは、AWSの運用のプロフェッショナル集団がいる業者で、多くの業者はAWSの導入、運用、保守、監視、障害時の対応などAWSを利用するにあたって必要な業務にすべて対応して代行しています。

業者の利用方法は、導入や運用だけを依頼することも可能です。

AWS運用代行業者の選び方

最近は、AWS運用代行業者の数も多くなり、利用する際にはどこが良いのか迷ってしまうこともあります。業者選びのときの最初の着目ポイントは、その業者の従業員が常勤のスタッフが多いところを選びます。AWSは、24時間365日大勢で監視する必要があるので、例えば、非常勤のスタッフが多いと、スタッフ同士の引き継ぎミスなどが起こる可能性が高まり、あまり安全とは言えません。

業者のスタッフの、AWSに関するスキルを確かめるのも大切です。業者ごとで、スタッフのスキルはばらつきがあります。業者のスタッフのスキルを見極める手法として、「AWS 認定クラウドプラクティショナー」や「AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル レベル」などの公式の認定資格を持っているかで検証できます。

その他にも、インターネット上の口コミなどを参照するのも有効な手段です。

おすすめのAWS運用代行業者

ここでは、おすすめできるAWS運用代行業者を 5つ紹介します。

1.株式会社システナこの業者は、利用者の業務の負荷を軽減するために、AWSの導入のサポートを実施しています。その他にも、監視から運用保守までのワンストップサービスを展開中です。AWSに関する豊富な実績とノウハウを保有しています。

独自の自動監視システムを採用しているのが特徴です。AWSの機能のAmazonCloudWatchとの連携により、常時監視と障害対応、運用保守などを実施しています。2.クラスメソッド株式会社AWSに関するトータルサポートを提供できる業者です。

AWSに関する資格を持ったスタッフから高品質なサポートが受けられます。導入実績は1,700社以上で構築したアカウントは5,000をこえます。これまで培った豊富な実績に基づき、柔軟な対応をします。24時間365日のサポートをリーズナブルに提供しているのも特徴です。

3.株式会社TOKAIコミュニケーションズ静岡県に拠点を置く業者です。クライアントのニーズに合わせた提案とサポートを提供します。この業者でのAWSの構築技術と導入実績が高く評価され、APNアドバンスドコンサルティングパートナーの認定を受けています。

クライアントとの密なるコミュニケーションを重視した業者で、AWSの知識をクライアントに教えるなど手厚いサポートが自慢です。4.株式会社マスドライバー東京都練馬区に本社を置く業者で、AWSに関する導入支援を得意としていて、「AWS導入サポート」というサービスを提供しています。

AWSだけではなく、GCPにも対応していて、IaC技術にも強いのが特徴です。

IaCは、構築したインフラ構成とほぼ同様の環境をコピーするように作り出す技術です。導入後のサポートや、データ解析を用いた、オペレーションの効率を向上させるシステムの構築を得意としています。5.コムチュア株式会社

東京都品川区に本社がある会社で、AWSに関するトータルサポートができる業者です。AWSに関する認定資格を持ったスタッフがサポートします。豊富な経験とノウハウを有している業者で、事前検証の環境を構築してAWSの稼働テストを事前に実施することで、AWSへの移行のリスクを抑える技術を保有しています。

運用代行業者をうまく選んで健全な環境構築と運営をしよう

ご紹介したように、AWSのAmazonからのサポートが受けられるのは、インフラ部分のみです。その後の環境構築、運用、保守、監視、トラブル時の対処は利用者自身で行わなければなりません。それは、高度な技術が必要です。

もし、AWSやクラウドコンピューティングに精通したスタッフが社内にいない場合は、信頼できるAWS運用代行業者の力を借りて、健全な運用を目指してみてはいかがでしょうか。

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